そもそも「1th」って正しいの?間違いやすい序数の基本
英語学習者にとって、数字の表記と発音は意外と落とし穴になりやすいポイント。
その中でも特に混乱を招きやすいのが「序数(ordinal numbers)」の使い方です。
SNSやバースデーカード、イベントの案内などで見かける「1th」という表記、実はこれ、間違いなんです。
では、なぜ「1th」ではなく「1st」が正解なのか、その理由を順番に見ていきましょう。
序数のルールを整理!「th」と「st」の使い分けとは?
英語では、順番や順序を表すときに「1st(first)」「2nd(second)」「3rd(third)」「4th(fourth)」のように序数を使います。
基本的には数字の末尾に「th」をつけるのですが、1、2、3に関しては例外があります。
1 → 1st(first)
2 → 2nd(second)
3 → 3rd(third)
4以降 → 4th、5th、6th……と続く
つまり、「1th」は誤用であり、正しくは「1st」と表記すべきです。
このように序数には例外ルールがあるため、数字の語尾だけを見て安易に「th」をつけるのは危険です。
「1th」ってどう読むの?意外と知らない発音の落とし穴
見た目もさることながら、「1th」をそのまま読もうとすると発音にも違和感が生じます。
「1th」を英語で無理やり読めば “one-th” になりますが、これはネイティブが使わないどころか意味が通じない可能性もあります。
一方で「1st」は “first(ファースト)” と読み、きちんと意味が伝わります。
発音の観点からも、正しい表記を使うことはとても重要です。
誕生日や記念日の表記でよくある勘違いに注意!
SNSやお祝いのバナーなどで、「Happy 1th Birthday!」と書かれているのを見たことはありませんか?実はこれ、よくある誤用の代表例。
英語圏では「Happy 1st Birthday!」が正しい表現です。
とくに日本では「th=序数の定型」というイメージが先行し、1にもつけてしまいがちですが、1だけは「st」を使う例外なので注意が必要です。
誕生日カードやケーキに間違った英語を書いてしまわないよう、正確な知識を身につけておきましょう。
「1th」はどこで使われてる?意外な使用例と背景
「1th」という表記は明らかに文法上の誤りですが、実際にはインターネットやSNSなどで頻繁に目にします。
それにはいくつかの理由と背景があり、単なるミスだけではない文化的・言語的な要因も隠れています。
ここでは、「1th」がどんな場面で使われているのかを具体的に見ていきましょう。
1歳の誕生日に「1th」は使える?表記の正解とは
お子さんの1歳の誕生日を祝うとき、装飾やバースデーカードで「Happy 1th Birthday!」と書いてしまう人が少なくありません。
これは一見自然な表記に見えるかもしれませんが、英語としては誤りです。
正しくは「Happy 1st Birthday!」。
「1」は例外的に「st(first)」を使うため、どんなにかわいいフォントや飾りでデザインされていても、「1th」は間違いとなります。
Instagramなどでもよく見かける誤表記なので、正確に覚えておきたいポイントです。
海外の記念日表記で「1th」は通じるのか?国別の実例
アメリカやイギリス、カナダなどの英語圏では、当然ながら「1th」は誤りとされ、ほとんど使われることはありません。
しかし、非英語圏のSNS投稿や個人ブログ、商品パッケージなどでは、誤用として紛れ込むことがあります。
たとえば、日本や韓国、中国などでは、「th=序数」と一括で覚えてしまい、「1th」「2th」といった誤表記が広まりやすい傾向にあります。
これは学校教育や翻訳アプリの誤変換による影響も一因です。
ただし、ネイティブには通じない可能性が高く、フォーマルな場では使わないように注意が必要です。
日付の中で「1th」を見かけたときの正しい理解法
日付表記でも、「January 1th」「1th of July」のような記述を見かけることがあります。
これは完全に誤りであり、正しくは「January 1st」「1st of July」です。
万が一「1th」が記載されていても、文脈から「1st」と理解すれば問題はありませんが、自分が書く際には絶対に使わないよう気をつけましょう。
また、履歴書・ビジネスメール・招待状など正式な文書でこのようなミスがあると、英語力を疑われることにもなりかねません。
正しい表記を身につけることは、信頼を得るうえでも重要です。
間違って使ってない?「1th」に関するよくある誤用と注意点
「1th」という表記は、英語の序数に不慣れな学習者の間でよく見られるミスです。
一見すると「2th」「4th」といった他の序数に倣って自然に思えるかもしれませんが、「1」には特別なルールが存在します。
このセクションでは、よくある誤解や注意すべきポイントを具体的に解説します。
Q&Aでチェック!「1th」に関する素朴な疑問
Q1.「1th」は完全に間違いなの?
はい、文法的に誤りです。
正しくは「1st(first)」で、「1」にだけ適用される特殊な序数表現です。
Q2. SNSで「1th birthday」と書いてあるのを見たけど?
よくあるミスです。
特に非英語圏の投稿で見られますが、ネイティブにとっては不自然に映ります。
Q3. 自分が作った英語カードに「1th」って書いてた…。
どうすれば?
大丈夫です。
気づいたらすぐに訂正すれば問題ありません。
今後同じミスを繰り返さないように「序数の例外」を覚えておくのがポイントです。
「なぜ間違えるのか?」英語教育で混乱しやすい理由
日本などの非英語圏では、「序数=数字+th」と教わることが多く、「1th」もその延長線上で間違って覚えてしまう傾向があります。
また、学校教育やテスト対策では「1st, 2nd, 3rd, 4th…」のように羅列で覚えがちですが、「例外ルール」についてはあまり深く取り上げられない場合があります。
そのため、無意識のうちに「1th」と書いてしまう人が少なくありません。
さらに、フォントやデザイン上で「1th」として見た目が整ってしまうと、それが正しい表記だと誤解してしまうケースもあります。
ネイティブが絶対に使わない表現とは?
英語圏のネイティブスピーカーが「1th」を使うことは、まずありません。
会話でも文章でも、「first(1st)」が当然のように使われます。
「1th」は、誤字やオートコレクトのミスとしてすぐに修正されるレベルの誤りです。
たとえば、履歴書に「1th of May」と書けば、それだけで英語力に疑問を持たれてしまう可能性があります。
ビジネスシーンや公式な書類で「1th」を使うのは非常にリスキーです。
ネイティブにとっては、”1″=”first”という感覚が完全に定着しているため、「1th」という表現を見ると強い違和感を覚えます。
これは逆に、我々が「1番目」と書くべきところに「1の」と書かれていたら、違和感を持つのと同じことです。
英語で「1th」を使う?正しい文章の作り方と例文解説
「1th」という表記はよくある英語の誤用のひとつですが、正しいルールを理解していれば避けられるミスです。
このセクションでは、英語初級者がつまずきやすいポイントと、実際の文章での使い方を例文とともにわかりやすく解説します。
英語初級者向け:基本の文法と序数表現のルール
英語では、順序を表す「序数(ordinal number)」を使うとき、数字に「st」「nd」「rd」「th」といった語尾を付けて表記します。
基本ルールは以下の通りです:
1 → 1st(first)
2 → 2nd(second)
3 → 3rd(third)
4以降 → 4th, 5th, 6th…
つまり、「1th」は例外に該当するため、誤った表記です。
これは「first」という単語が独自の形を持っているためで、丸暗記が必要です。
例文:
× I came 1th in the race.(誤)
〇 I came 1st in the race.(正)
日常会話やSNSで見かける「1th」の使われ方と違和感
SNSでは「Happy 1th Birthday!」などの投稿を見かけることがありますが、これは明らかな間違いです。
英語圏のユーザーからすれば不自然な印象を受け、「英語が苦手なのかな?」と誤解される原因にもなります。
このような誤りが広まってしまうのは、SNS投稿が非ネイティブ同士で行われていることが多く、誰も気づかず訂正されないためです。
正しい表記:
Happy 1st Birthday!
Today is our 1st anniversary!
ランキング表記・英語ニュースでの正しい用法
ランキングや順位を表す際にも「1th」は使われません。
英語ニュースや公式発表では、順位は常に正しい序数で書かれています。
例:
The team finished 1st in the tournament.
She was awarded 1st place in the contest.
ビジネスや報道の場では、こうした基本的な表記ミスは信用問題にもなり得るため、特に注意が必要です。
まとめ:「1th」と「1st」の違いを知って英語力アップ!
「1th」は間違った表記であり、正しくは「1st」です。
序数の中でも「1」「2」「3」は特別な表記になるため、例外として覚えることが大切です。
特に、誕生日・記念日・順位など、日常的によく使う表現では、ミスが目立ちやすいため、正しい知識を身につけておくと安心です。
「1th」のような間違いを防ぐことで、英語表現の信頼性が高まり、ビジネスや海外の人とのコミュニケーションでも自信を持って使えるようになります。
これを機に、序数のルールをしっかり押さえて、あなたの英語力を一歩先へ進めましょう。
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